読書

「嫌われる勇気」を読んだ感想!

今回の記事では、岸見一郎さん・古賀史健さんが著者である
嫌われる勇気」という本の内容と感想をまとめます。

この本の説明を簡単にします。

本書は、「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を物語形式でまとめた一冊です。

アドラー心理学は欧米で絶大な支持を誇っており、
「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いに、シンプルかつ具体的な答えを提示しています。

つまり、「人生を変える」方法を提示してくれる本です!

読んだ動機

私はプロフィールにもある通り、読書を趣味にしています。

この本は国内累計200万部以上、世界累計450万部以上の大ヒットを記録
しています。あまりにも有名な自己啓発本であるため、一度は読んでみたいと感じて
この本を読んでみました。

あと、私は人見知りの性格があります。
他人ばかりを気にして、ありのままの自分の出すことができません。
嫌われたらどうしよう」「どんなひとにも好かれなくちゃ」と無意識のうちに
考えてしまい、自由に生きていけないように感じています。

この本には、「人は変われる、誰もが幸福になれる」と書かれています。

このような自分の生き方を変えられると思いこの本を読み始めました。

私以外にも、他人を気にして自分を表現するのが苦手な人が多く
いると思います。そんな人はぜひこの本を読んでほしいです!

では、この本の内容を簡単にまとめたいと思います。

内容

この本では、私がとても学びとなった内容がいくつもあります。

しかし、それらをすべて書いてしまうととても長くなってしまうので、今回は
私が特に印象に残った内容についてまとめたいと思います。

「原因論」ではなく「目的論」

人は「あらゆる結果の前には原因がある」と捉えています。

本書では具体例として、「両親から虐待を受けて育った、だから、引きこもりになる」と
いう関係が紹介されています。

過去が現在を決め、原因が結果を支配するという構図を人々が作り上げている。
この考えをアドラーは「原因論」と呼びます。
この考えは、一見当たり前に見えます。私ももちろんその通りだと考えていました。

ですが、アドラーは「目的論」という考えを作りました。

「外に出ない」という目的を達成するために、「両親から虐待を受けて育った」という
不安や恐怖の感情を手段として行使しているという考え方です。

この考えを聞いたとき、「何を言ってるんだ」と思いました。

しかし、本を読むことでこの考えが納得でき、「目的論」になることで
過去に縛られず、結果自分を変えることができることが分かりました。

「課題の分離」という考え方

本書では「課題の分離」という言葉が紹介されています。
「課題の分離」とはいったい何なのでしょうか?

アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定しているそうです。

他者から承認を求めるなんて、誰でもすることのように思えますよね。
自分もそうです。

よくお母さんが子供に「勉強しなさい」と説教をし、いやいやこどもが勉強をする
シーンがありますよね。しかし、それで勉強が好きになった子はなかなかいないでしょう。

その話を本書では取り上げています。

「勉強をする」という課題があったとき、「これは誰の課題か」という観点でみると、
もちろん子供の課題です。その課題に親が踏み込むべきではない。

つまり、自分の課題と他者の課題とを分離する。これを「課題の分離」と言います。

なぜ「課題の分離」をするべきなのか。

人は他者の評価を気にして行動してしまうものです。
私は、カラオケに行ったとき最初に歌うことになり、何を最初に歌えばいいか考えてしまいます。「センス」というものを考えてしまうんですね(笑)

しかし、自分のことを評価するのは他者の「課題」。いくら他者の課題に踏み込もうとしても何も変わらないのです。

その話を読んで、自分はなにかすっきりするように感じました。
「あ、他の人のことを気にしたって何も変えられないし、変わらないんだ」と思い、
ありのままの自分を出すきっかけになったような気がします!

まとめ

本書では、上記で紹介した内容以外にも、はっ!とするような内容がたくさん
詰め込まれています。

上記の内容も、本当に簡単にまとめたもので、より具体的に分かりやすく説明されています。この記事では、なかなか理解できない点もあるでしょう。そのため、少しでも気になったら、ぜひ本書を読んでみてください!

私はこの本の目次を見たときに、とても難しそうだと感じました。


自分にこの本が理解できるのかと不安を抱いていましたが、実際に読んでみると、
とても分かりやすく、印象に残りやすい構成となっており、読んでよかったと
心から思う本になっています。

この本は何度も読んで、自分の中にすり込めるようにしたいと思っています。
また、実際に本の内容を意識して行動しなければ意味がないと思うので、
忘れないように心がけています。

この記事を読んだ皆さんにも、本書を読んでアドラー心理学に触れていただきたいと
思っています。

きっと、みなさんの人生にちょっとした刺激を与えてくれるはずです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(”▽`)